Vtuberになれなかったわたしの今までとこれから

手前・奥:旧さなつ・新さなつ

初めましての方は初めまして!

お久しぶりの方はただいま~!さなつです。

 

2020年あたりに便宜上*1『メンタル療養中Vtuber』と名乗ってほんっっっの少しだけ配信等の活動をしておりました。

フルネームを円沙夏(まどか さなつ)と申します。

 

ざっくり走馬灯

(もともと推しVに応援リプライを送るアカウントとしてTwitter上に生誕)→VRoidを知り、自アバターをBoothでテクスチャ等を購入しつつ制作→Vtuber準備中として初ツイート→Vtuberとして、おはV&VRoidファッション等を楽しむ→ミクチャYoutube等で配信を嗜む→VRoid衣装作りに目覚める→(MMDにも手を出す)…などなどの活動をしていました。

持病と付き合いながら、いろいろなことが手探りでの活動だったけれど、大好きなインターネットやバーチャルに関われることは、わたしにとって癒しでした。

それなのに、これという説明や宣言もないまま何の発信も行わなくなってしまって*2、もう2年が経ちそうになっていて。

どうして蒸発状態になっていたのか、何を考えていたか、今なら話せる部分も増えてきたので、自分のためにも一度まとめてみることにしました。

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(追記)ちょっと長くなっちゃったので忙しい方向けに簡潔にまとめます!

『リアルが大変だった!今後はVtuber名乗るの辞めてのんびり過ごすぜ!』

です!ありがとうございました!

 

まあ時間あるし見てもいいかな~なお方はぜひ続きを読んでもらえたら嬉しいです。

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その1:環境と体調の不安定

リアルの生活がとても不安定で、趣味に手を出す余裕がなくなっていました。

いろいろあり住居が安定せず、原因について悩んでだいぶ自罰的になってしまい、落ち込んでいる時期が長かったのですが、現在は少しずつ落ち着いてきています。

 

その2:正式版VRoid Studioにうまく着いていけなかった

わたしのバーチャル身体は、VRoid Studioという3Dキャラクター制作ソフトウェアで、人の手(Booth等で配布・販売されているテクスチャや3Dアイテム)をお借りしつつ作り上げたものだったのですが、リアル生活がわしゃわしゃしていて、そのソフトウェアの超大型アップデート(正式版VRoid Studio)のリリースの波に乗れず…楽しみだったんですけどね。

今年に入ってから徐々に日常生活に余裕が出てきて、ちょっとずつソフトを触り始めました。

自分のバーチャル身体のコンバートや創作モデリングに熱中していたのですが、まだまだ慣れない感じです。

 

その2の2:元の身体を使い続けられなくなった

自分のバーチャル身体をコンバート中に、よそ様からお借りしていたテクスチャの一部が利用規約を確認できない状態になっていることに気がつきました。

とても気に入っていましたが、そのデータを今後もインターネット上で使用させてもらうことはできません。

残念でしたが、連絡がつかなくなる前に、著作者様に愛用していることを一言でも伝えられていたらよかったなと思います。

誰かの作ったものを使ってものづくりをすると、使い続けられなくなることがあると知りました。(VRoidに限った話ではなく、今更なことではありますが)

このため、メインで使うバーチャル身体を、VRoid Studioのプリセットの改変や自作のテクスチャのみで作り直しました。

(制作過程にも紆余曲折あったのですが今回は割愛)

さなつ!新しい顔よ~!



その3:『メンタル療養中』も『Vtuber』も名乗るのがつらくなっていった

自分の体験談を踏まえた、メンタルに関連する発信をしようと意気込んで『メンタル療養中Vtuber』を名乗ったのですが、それによって、わたしはメンタルを療養中なのであると常に意識させられることになり、それが苦痛になりました。

わたしは確かに精神疾患を患っていて療養を続けている最中なのですが、趣味で始めたバーチャル生活・活動においてもリアルの疾患をリンクさせるのは、窮屈で物悲しいということを後になって感じるようになりました。

これはあくまでわたし自身の感覚で、人それぞれ、自身の病識や障害を次元問わず受容し表現している方もおられるので、わたしにはちょっと合わなかった、できなかったと、やってみたからこそ感じたことでした。

 

Vtuber』の定義についてもずっと不明瞭なままで、違和感を持ったまま名乗ってしまったことも、なんとなくモヤモヤし続けてしまい、良くなかったことでした。

いろいろと気にしすぎだとも思うけれど、気になっちゃったらしょうがなくってネ。

 

その4:病名が増えたり変わったりして困った

もともとは『ADHDうつ病を療養中』と、かかりつけの精神科医に診断された病名をプロフィールとして表明していました。

当時は「この精神疾患も含めて自分なのだ」と、ある種アイデンティティのように思っていました。

それから少し後に別の病名を診断され、「あれ?増えた?いや変わったのか?」と混乱していましたが、あまり気にせず、とりあえず受け止めて過ごしていました。

それからまたもろもろ実生活でトラブルを経て、心身がボロボロになってしまった昨年春ごろ、もう2つ別の病名を診断されました。

そうしていろいろと、ほんとにいろいろと足りない頭で考えて、「精神疾患ありきの自分という捉え方は良くないや」という心境の変化がありました。

それなら、今までほったらかしになってしまっていたけれど、わたし、『さなつ』が変わったことは説明しておかなきゃな、と思って少しずつ準備をし始めました。

 

まとめ

この2年間で、自分も世の中もさまざまな変化がありましたが(超ざっくり)、わたしの内にある、インターネットやバーチャルが好きであるという気持ちは変わらないままでした。

ただ、もっと気楽に楽しみたい、そのためには、今一度自分について整理整頓をする必要があるとずっと思っていて、準備や気持ちの整理に時間がかかっていました。

 

わたしはこれからは、『メンタル療養中』と『Vtuber』の自称を辞めて、いろいろあったりなかったり流動していく自分自身で、やりたいことをマイペースに楽しんでいこうと思います。

 

ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました!

 

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★わたしの安否を心配してくださっていた方へ(もしいましたら)

体調や精神状態は波があるけれど、少しずつ元気になってきて、こういった文章も書けるまでには回復してきました。

わたしはデビューもなければ引退もない存在なので、また「最近見ないなあ」という時期があっても安心していてください。

この思いは変わってないです!

気にかけてくれたことがとても嬉しいです、どうもありがとう…!

*1:当時のわたしはVtuberを名乗ることがしっくりきてなかったものの、V体を持つ表現者はおおむねVtuberを名乗る風潮にのっとって、Vtuberを名乗っておりました

*2:Twitterはたまに眺めていいねしたりしてたので、生存確認はできた方もいたかも